一生懸命って事。
第九章
どうでもいい事に一生懸命になるのはいい事なのだろうか・・・。
ちょっと前になるが、おとうちゃまとTVを見ていたとき大食いなる人たちがガツガツと早食い&大食いを競いあっておれらた。
「あほな事やっとるなぁ〜」とわたし「お前は若いのぉ〜」とおとうちゃま「なんでなん?どう考えてもあほやん」「だからお前はあかんねん」
オヤジよ・・・いやおとうたまと呼ばせていただきたい・・・。昔のあなたはそんな事言う人ではなかったのに・・・。
「なんでなん、めちゃ意味のない事やん」そう言う私を見て親父殿。口の端をきゅっと上げ鼻息一つ「あほ!じゃお前100メートル9秒台で走る奴はどう思う?」「凄いやんそれは」「あんなん意味あんのか?」わたし答える事出来ませんでした。たたみ込むように「サッカーもそうや言うたらええ年したの大人が一生懸命玉蹴ってるねんぞ」「そう言うたらそうやけど・・・」
なんか輝いてるでオヤジ。やっぱあなたの息子で良かった・・・・・。
少し反省した私、やはり一生懸命はいい事だ。物事に命を懸け一生を費やす。わたしも穴ラーの端くれ「アナルを一生懸命に愛します。」などと男として・・・いや漢として胸を張り生きて行きたいもんだ。
「そうやなほんまそうかも知れん・・・ええ事言うなぁ〜オヤジ」当たり前だ!と無言で得意顔、それを見て少し殺意を感じたが、「でも野球もそうやなあんなん意味ないもんな・・・。大の大人がやで棒もって玉打ったり投げたりなにしとんねんって感じやな」
オヤジ殿エクソシストの少女のようにゆっくりと頭を回してこちらを向いた。
「あほか!野球は違う!こんな奴らと一緒にすんな!」なんでやねん!と思いっきり踵落とし決めたかった。
そりゃ知ってますよあなたが阪神キ○ガイだと言う事も・・・でもね。野球だけ特別扱いなのか?
あなたの我侭にはいつも驚かされる。小学生の時大事にしていた。D51のポスターを勝手に剥がしアントニオ猪木のポスターに張り替え「やっぱ猪木はええでぇ〜」とのたまっていた時もそうだった。
みなさん反省などするものではありません。一生懸命なんて言葉は使わないようにしましょう。